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【レポート】2025年夏のインターシップ総括レポート

  • 8 時間前
  • 読了時間: 5分

「創る体験」を通じた次世代育成と、受け入れ企業側の成果と課題


株式会社参創ハウテック と 東京ビルダーズネットワーク による、2025年夏のインターンシッププログラム。


今回の取り組みでは、単なる会社説明ではなく、建築・ものづくりの魅力を“現場で体感すること” をテーマに、学生と企業双方に価値ある学びの場を創出しました。



現場の熱量が伝える、3つの価値


1. 圧倒的な現場体験

参創ハウテックの「断熱小屋づくり」を中心に、実際の施工・現場管理・素材への理解など、教室では得られないリアルな学びを提供しました。


2. 双方向の価値創出

TBN加盟企業8社、学生18名が参加。学生にとっては進路選択の機会、企業にとっては自社の魅力や教育体制を見直す機会となりました。


3. 産学連携の最適化

受け入れ現場で見えた課題(PC・CAD環境不足、準備負担、情報共有不足など)を整理し、次回以降につながる改善アクションを明確化しました。



「ものづくりの本質」を肌で知る


従来のインターンシップが会社説明中心になりがちな中、今回のプログラムでは、

  • 建築業界で働く先輩社員との交流

  • 職人とのコミュニケーション

  • 実際の現場の空気感を体感

  • 手を動かして創る経験

を重視しました。


2025年夏のインターンシップは、仕事のやりがいや醍醐味を五感で伝えること を目的に設計されました。



インプットから実践へ|5日間の体験プロセス(前半)


●Day1|基礎を知る(Tokyo)

参創ハウテック本社オフィス・ekreaショールームを見学。建築中の現場にも足を運び、現場監督から工事の進め方を直接ヒアリングしました。


●Day2|性能を体感する(Tokyo)

自社設計施工の住宅を見学。住宅性能や断熱についての講習も実施し、住まいづくりの考え方を学びました。


●Day3|現場のリアルに触れる(Karuizawa)

軽井沢へ移動。複数の建築現場を視察し、ベテラン・若手現場監督の双方から実務について学びました。




1坪の断熱小屋に凝縮された「創る体験」


●断熱・気密施工

壁や床、断熱材施工、気密処理など、住宅性能に直結する施工を実体験。


●木組みの技術

木材の見方・選び方から学び、柱を立て、構造を組み上げる工程を体験。


●精度と水平

現場ではミリ単位の精度が求められること、水平・垂直確認の重要性を学習。


●工程管理と安全

現場での段取り、安全管理、作業連携など、建築現場ならではの責任感にも触れました。




8社・18名が参加したTBNの取り組み


今回のインターンシップには、東京ビルダーズネットワーク加盟企業8社、学生18名が参加。

実施期間は3日〜5日間。企業ごとの特色を活かした受け入れが行われました。


㈱ハウステックス

3名/5日間

岡庭建設㈱

3名/5日間

㈱長谷萬

2名/5日間


松本設計

ホールディングス㈱

2名/5日間


㈱丸山工務店

1名/3日間

㈱参創ハウテック

3名/5日間

※他プログラムあり


相羽建設㈱

2名/3日間



㈱創建社

2名/3日間




インターンシップがもたらす「双方向の価値」


【学生の収穫】
●現場理解の向上

「金物が新鮮で面白かった」など、学校では学びにくいリアルな施工知識への興味が高まりました。


●実務設計の体験

ヒアリング → プラン作成 → CAD → プレゼン発表まで、実務に近いプロセスを経験しました。


【企業の収穫】
●自社の魅力の再発見

「会社の説明・伝え方を見直す機会になった」との声もあり、自社ブランディング再構築につながりました。


●新たな視点の獲得

学生からの率直な質問や意見が、社員にとって刺激となり、社内に新たな視点をもたらしました。




最大の発見

「若手が若手を教える」ことの連鎖的効果


【若手社員のリーダーシップ育成】

普段は最年少の社員が「教える立場」になることで、教育効果だけでなく本人の成長にもつながりました。


【学生側の心理的安全性】

対応スタッフを若手にしたことで、学生も緊張しすぎず自然体で参加できたという声がありました。年齢の近い若手社員の存在が、学びのハードルを大きく下げました。


インターンは社内研修でもある

インターンシップは学生の職業体験であると同時に、若手社員を指導者へ育てる社内研修システムとしても機能します。



次世代育成を阻む4つの運用課題

課題カテゴリ

現場の実態

情報ギャップ

学生のスキルや希望が事前に分からず、受け入れ側が手探りでプログラムを組むケースがありました。

リソース不足

CAD体験希望があっても、PCやソフト環境が人数分用意できない課題がありました。 (岡庭建設)

準備負荷

既存資料が少なく、通常業務の合間に若手スタッフが新規プログラムを構築・対応する負担がありました。

リスク管理

猛暑時の熱中症対策、現場での事故防止、安全教育など、受け入れ体制整備が重要となりました。 (参創ハウテック、丸山工務店)



産学連携を最適化する'5つ’のアクションプラン

事前情報

連携創出

マニュアル化

機材サポート

安全基準

個人情報に配慮しつつ、学生の関心分野やスキル等の属性を事前に共有する仕組みの構築

企業と学校担当者(およびTBN)が事前に顔合わせ・オンライン交流できるオリエンテーションの実施

企業の準備負荷

を軽減するため、成功事例やプログラム構築のヒントをまとめたTBN共有

マニュアルを作成

専門機材が必要なプログラムに対し、PC等の機材貸出システムや費用補助の導入検討

猛暑時の現場対応や体調不良時の緊急フォローなど、企業で共有できる安全管理ガイドラインの策定



まとめ

「教えることは、学ぶこと。創ることは、未来を育てること。」


2025年夏のインターンシップは、学生と企業が現場で同じ木材に触れ、共に考え、共に成長する貴重な機会となりました。

東京ビルダーズネットワークは今後も学校との連携をさらに深め、次世代のものづくり人材育成に取り組んでまいります。



次回開催:2026年春季予定

問い合わせ窓口:TBN事務局・㈱参創ハウテック

一般社団法人 東京ビルダーズネットワーク

178-0064 東京都練馬区南大泉5-18-19㈱マツナガ内

​TEL:03-5935-4103 FAX:03-3925-0061

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